デトロイトの整備 その14 「給電ケーブルの交換」

前回はモーターまでの抵抗値を下げるために試行錯誤したり、スピードコントローラの鍵盤を磨いたりしました。

今回は、バッテリからスピードコントローラまでのケーブルに対し、劣化の度合いを見極めて交換するか補修するかなどを検討していきたいと思います。


給電ケーブルの交換検討

ケーブルを交換するにしてもバッテリからスピードコントローラまでのすべてのケーブルを交換することは、時間的制約のなかで現実的ではないため、特に劣化が著しい箇所、トランク内部のケーブルを交換する方針を立てました。

スピードコントローラから来るケーブルをトランク内部で比較的損傷の低い部分を境に切断して圧着端子を取付け、既存のケーブルと新しいケーブルを共につなげてヒューズを挟む、というのが良さそうです。

ケーブル交換及び補修対象の箇所は以下の図のようになっております。なお、充電器については今回はレストア対象としないのでケーブルはそのまま殺す方針で行きます。

オーブン, 座る, 古い, ストーブ が含まれている画像

AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。
{トランク内部}


{ケーブルを交換する対象の図}


それでは劣化が激しい箇所のケーブルを切断していきます。

断面を見る限りではかなりきれいな状態であることがわかりますね。銅線は幾つもの細い線が束になって撚ってある用に見えます。外皮は経年劣化がひどく銅線が剥き出しになっている箇所もありますが、芯線は流石に良い輝きを確認できました。

また芯線を見る限り、緑青が酷いようにも見えます。しかし逆に言えばこの緑青は被覆ではないため今後この状態の箇所を見つければ、即、補修対象である明確なサインになります。


{芯線断面}


{芯線露出と緑青}


ケーブル交換作業をしていくと、古いつなぎ目を見つけることが出来ました。これはおそらく前オーナーのレストア跡であると考えられます。前オーナーも、劣化したケーブルを部分的に切断、新しいケーブルを端子同士で接続させるという方式を取っていたんですね…

今回のレストアも同様に端子同士をくっつけて部分的な交換としたいです。この接続方法であれば両側の端子をしっかりと止めることが可能であり、なおかつ間に電源回路用のヒューズを取付けることができます!

念のためを考えると、大電流が流れるためヒューズの取付は必須となると思います。

圧着単身は以前バッテリー同士を接続するために作った渡り線の端子をそのまま流用します。取付は専用の圧着工具などを使用することでより強靭に取付けることが出来そうです。


{前オーナーのレストア跡}


{新しいケーブルと古いケーブルの接続点となる端子部分}


総括

ということで、短いですがここらへんで終わろうかと思います。

今回はバッテリ用ケーブルを交換しました。着実に実動へ向かっておりますので、なんとか時間的制約の中でも運転まで持っていきたいものです。


コメント

このブログの人気の投稿

A型フォードの整備開始 その11「いよいよ走行実験」

【第1回】クラシックカー到着!気になる状態は?

【第20回】N型フォードの整備開始 その13