デトロイトの整備 その2「電源系統ライトの整備」

電気系統の整備開始!始動抵抗器の測定と配線整備

今回は電気系統の深部へと迫る作業の様子をお届けします。

電装用電源ケーブルの交換

初めに給電用のコンセントの確認を行いました。
プラグは「O2」タイプのハの字コンセントが使われており、当時の標準装備であった、ロット型の給電コンセントは外されていました。


※左:レストア中のデトロイトの給電コンセント、右:デトロイト標準装備のコンセント

今回の調査は、各種電源ケーブルの状態確認を行い、劣化の激しい電装系ケーブルの引き直しの確認を行いました。
また、バッテリーを搭載するトランクも底板の劣化により、大きくたわみが発生しており、6Vバッテリーを計9個搭載すると約80Kgとなるため、交換が必要を判断いたしました。

電装用ヒューズボードの交換準備

既存のヒューズボードのヒューズは困難であり、ヒューズボードも劣化していることから、 今回はより信頼性の高い運用を目指し、ヒューズボード自体を新しいボードを取り付け、現代の基準に合わせた安全設計へとアップデートしました

※左:レストア中のデトロイトヒューズボード、右:新たに設置したヒューズボード


始動抵抗器の状態確認と抵抗値測定

デトロイト号の速度制御に欠かせない「始動抵抗器」の点検を行いました。 驚くべきことに、長年の月日が経過しているにもかかわらず、大きな断線などは見られず、良好な状態を保っていました。 実際にテスターで抵抗値を測定したところ、約0.3Ωの結果が得られました。
始動電流をケーブル(38sqを想定)の許容電流以下に抑制するうえで、適切な値と考えられます。
しかし、接続部分の劣化が激しく、同様な始動抵抗器の作成を検討します。



ヘッドライトの導通試験

最後に、ヘッドライトの点灯に向けた導通試験を実施しました。 今回のデトロイト号は、12Vでの給電を検討しています。 今回は安定化電源を用い点灯試験を行いました。
結果、配線に問題はなく、無事に電気が流れることが確認できました。


今回の調査で様々な課題が発見されました。引き続き電装系の調査を進めていきます。

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